タイダイ染め<10/09/24>3.の絞り方(後半)
2020/07/08
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今日はこの↓タイダイ染めの絞り方~染め~完成までを写真でお伝えします
今日は少い長ーいブログなので・・・お時間があるときにどうぞ
③絞る(手順)
まずは下図の(1)から絞ります。
…とその前に、中心の点に糸を通しておきます。
裏は玉結びなどをして抜けないようにしておいてください。
(この糸は、後で絞りの形を整えるために使います)
さて、改めて(1)の絞りから始めます。
点を<並縫い>の要領で上下上下と縫ってから
ぎゅっと絞って
<玉止め>もしくは<最初の糸端と結び>ます
中心に通した糸を引っ張りながら、絞った時にできた”ひだ”の山を整えておきます。
(イメージ傘を閉じたときのような”ひだ”です)
さて、次は下図の(2)を絞ります。
要領は(1)と同じなのですが
(1)と(2)で縫う際に糸が上に出ている部分が互い違いになるように絞ります。
(1)で絞った時に山折だった部分が、その下の(2)の絞りでは谷折になるということです。
ぎゅっと絞ると、Vの字を逆さにしたような”ひだ”の山ができました
”ひだ”を整えながら玉止めをして
最後に残った糸でぐるぐると全体を縛ります。
(糸端の処理は、中心の点から出ている糸と結ぶと良いと思います)
これで(1)と(2)が終了です。
さて最後は下図の(3)です
この(3)は同じ絞りパーツを6つ作ります
まずは(3)の点を2つ針ですくい
(2)で絞った所へ縫いつけて
もう一度同じ(3)の点2つに糸を通して
ぎゅっと絞り
さらにもう一度同じ(3)の点2つに糸を通して、再度ぎゅっと絞って
<玉止め>や<最初の糸端と絞る>などして絞りが緩まないようにしてください。
これでパーツが1つできました。
このパーツを、(3)の点を2つずつ空けながら計6つ作ります。
6つできたら、次は別の”ひだ”を作ります。
絞りパーツと絞りパーツの間に↑このような布のたるみが出来ているので
布の下から指を入れて、布を上の方に引きだし
”ひだ”を作ります
”ひだ”が6つできたところです
この”ひだ”の中央あたりを縫って”ひだ”が崩れないようにしておきます
裏はこんな感じです
これで絞りが完成しました~!!
④染める
前処理として、布全体をソーダ灰を溶かした液につけて絞り
水気をきった後(↑染料を固着させるために必要な処理です)
今回はこのように色を付けました
(上から)
(ななめから)
このまま放置して(今回は5時間程度置いておきました)
最後に、ソーピング液N-3で不要な染料を落として・・・
完成です
今回は、かける染料液の量を少なめにして
表面に見えているところ(”ひだ”の山の部分)のみ中心に着色しましたので
布の白い部分が多く残った仕上がりになりました。
ちなみに使った染料は以下の通りです。
※染料は粉末状なので、水に溶かして50倍液を作り、混色するなどして着色しています。
・Levafix Yellow CA Gran ・Levafix Red CA Gran
・Levafix Scarlet E-2GA ・Remazol Brilliant Yellow 4GL
・Levafix Turquoise Blue E-BA
ここまで長文にお付き合いくださった方、
本当にありがとうございました
また今後もタイダイ染めのテストピースを作った際には
載せていきたいと思いますので、宜しくお願いします