美味しく見える色

   

食用色素を使ったカラフルお菓子

食べ物の味は、それ以外の要素が大きく左右する、というのは有名な話ですね。私たちの食欲は、食品の色に影響されています。

それぞれの食品や料理にふさわしい香りや温度、そして色が食べ物の味を支えています。

美味しく見える色とはどんな色でしょう?

シズル感を生む色の働き

シズル感、という言葉を聞いたことがありますか?これは広告業界などで数年前から使われ始めた言葉です。

シズル〔sizzle〕
①(ステーキなどの肉や揚げたての食べ物が)ジュージューと音をたてていること。
②転じて,食欲や購買意欲を刺激するもの。

sizzleという英語に由来しており、食べ物が美味しそうに見える演出のことを指す言葉です。

雑誌等に掲載する写真の撮影現場で、ふんわりと湯気が立った瞬間を撮影したり、野菜に霧吹きで水を吹き付けたり、食品が美味しそうに見えるよう、撮影に工夫をします。これがシズル感で「人は目で食べる」ということを意識した広告作りの現場では、見る人の食欲をそそる見栄えに心血を注いでいます。

中でも活き活きとした色、というのは外せない要素です。そんな時、食用色素は活躍しています。

ポイントは素材へのイメージ

ではどのような色だったら、私たちは「美味しそう」と感じることができるのでしょうか?

その鍵を握るのは素材へのイメージです。ここでは、あくまで「イメージ」なのです。

例えば、梅酒は琥珀のような褐色をした液体だと思っていますよね? 私たちが知っている美味しい梅酒の琥珀色、これが素材へのイメージです。ハムはピンク色だと新鮮で美味しそうだな、と思いませんか? ハムは保存食なので、肉は熟成しピンク色ではない場合がほとんどです。けれども私たちはピンク色のハムの断面を見ると、美味しそう、と感じます。

このように、人が見慣れており、個々の食品に対する色のイメージを上手に再現することが、美味しく見える色に近づくポイントです。必要に応じて食用色素を添加することで、食欲を増進させることができるのです。

 

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